早くも一年のうちの十二分の一が終わろうとしていますが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
「あれ? 今月何したっけ……?」と急に不安になったので、ざっくりと一月のできごとを振り返ってみたいと思います。
・作家様方とのお食事会
一月のメインイベントはやはりこれでしょう!
みずのまい先生からありがたくもお声がけいただき、ものすごい作家さんたちの集まる会合に参加させていただいたのでした。
少し前の自分だったら絶対に恐れをなして断っていただろうに、今回は「行きたい!行かねば!」と清水の舞台から飛び降りてみることにしました。
結果、行ってよかった……! 本当にみなさんステキで優しくて、とても楽しかったです。
終わったあとで「あのときああ言えばよかった」「あれを話せばよかった」と後悔にまみれるコミュ障あるあるも発動しましたが、あのような場に参加できただけでも自分的にはすごい進歩だと思いました。
おかげで、すてきな思い出ができました。
ご一緒してくださったみなさま、本当にありがとうございました!
・ガンバの冒険を一気見する
私、よく岡田斗司夫さんの動画を見るんですけど、岡田さんが絶賛していたことから「ガンバの冒険」が長いこと気になっていたんですね。
そんな中、今年のお正月の番組で上川隆也さんが「子どもに見せたいアニメ」として「ガンバの冒険」を挙げていらっしゃったので、よし見るか!とdアニメで全話視聴しました。
正直最初は、クレジットに出てくるアニメ界のレジェンドのお名前に圧倒されつつも、「古いなあ」と感じました。何せ、私が生まれる前に作られたアニメですから。
けれど、見進めていくにつれて、目が離せなくなっていったのです。
「ガンバの冒険」のお話は、町に住むネズミのガンバが親友のボーボとともに海を見に行こうとするところから始まります。
川を下って海にたどりつき、港ネズミのパーティに参加するガンバたち。
すると倉庫の扉が開き、怪我をした一匹のネズミ(忠太)が血を流しながら「助けて……」とヨロヨロ入ってきます。
扉の隙間から入る稲妻の光の中で忠太が倒れるこのシーン、やたらとカッコイイです。北野武監督「その男、凶暴につき」のラストシーンを思い出してしまうほど。
その後も「これは子ども向けにキャラクターをネズミにしているだけで、やってることはヤクザ映画なんじゃないか……?」と思うことがしばしば。
何しろ敵であるイタチのノロイがめちゃくちゃ怖いんですよ。頭でも力でも絶対に勝てない親分率いるヤクザ軍団に、寄せ集めのチンピラたちで挑むようなものです。割と躊躇なく死亡するキャラも出てくるので、いっときも気が抜けません。
次々と困難が襲いかかってきますが、ガンバたちはそのたびに仲間で協力し合って切り抜けていきます。たくさんのネズミが出てきますが、キャラが立っているので見ていて飽きません。
(ちなみに、私の推しはイカサマです。最初はかなり軽いキャラでしたが、いざというときは頼りになるし強いし、とても勇気あるネズミなのです)
そんな「ガンバの冒険」ですが、「これはもう文学や……」と泣いてしまったエピソードがあります。第15話、「鷹にさらわれたガンバ」です。
冒険の途中、大人組と若者組で分かれて進むことになるガンバたち。若者組のガンバはあるとき、鷹にさらわれて仲間とはぐれてしまいます。その後、死の危険をかいくぐってなんとかたどりついた山小屋には、ひとりの人間が住んでいました。
彼はラジオを聞きながら見るからに憂鬱そうにベッドに横たわっています。そして、みずからの孤独を日記に書きつづります。
彼の山小屋に逃げ込んだガンバは、不安からか次々に仲間がノロイに殺されていくという恐ろしい夢を見て飛び起きます。
物陰に隠れていたガンバでしたが、扉を閉めようとした山のガイドに見つかってしまいます。自分を捕まえようとするガイドに対してガンバは逃げ回って必死に抵抗しますが、怪我や飢えのせいか、最後には捕まってしまいます。
ここで、一人と一匹の孤独感と不安・恐怖感がシンクロします。
山のガイドはガンバの傷を手当てし、スプーンで食料を与えます。彼とガンバは、夜の静かな山小屋で、たがいの孤独を癒やし合うのです。
ガイドは「こんなにうまい山の空気は久しぶりだ」と日記に書きつづり、ガンバは「待ってろよ」と仲間の元に戻る強い意志をあらわにして、このエピソードは終わります。
冷たくもすがすがしい朝の山の空気が匂ってくるようで、爽やかな感動が残る、すばらしいエピソードでした。
その後のノロイとの死闘はすさまじく、最終話などはドキドキしっぱなしでした。
とてもすてきなアニメでした。見てよかった。
岡田さん、上川さん、どうもありがとうございました。
・確定申告をやっつける
ツイッターで報告するとまだの方が焦ってしまうかも!という余計な考えからつぶやいてませんでしたが、支払調書が来てすぐに終わらせました!
・二作品改稿してカクヨムコンへ
出すだけ出しました。無駄なあがきとわかってはいても、この二作品はいつかきちんと改稿したいと思っていたので、良い機会でした(始まる前から負け惜しみっぽい)。
・娘と映画
去年から娘といっしょに映画を見始めました。これがすごく楽しい。
一月の最終週は、毎日映画を見ました。娘も「面白かった」「次は何見る?」と楽しそうです。
お気に入りは、「フォレスト・ガンプ」「スタンド・バイ・ミー」「ショーシャンクの空に」などの感動名作系。
過去に自分が見てよかったものを中心に見せていますが、中学生でも問題なく見られるものとなるとちょっと限られてきてしまうのが難しいところです。
全年齢向けの映画で何かおすすめがあれば、ぜひ教えてください!
★↓見た映画のリストです。
【お知らせ】
来月8日は、いよいよ『サキヨミ!⑧』の発売日です!
表紙も公開されましたが、今回もとってもすばらしいですよね!
瀧島君の満面の笑みにぜひご注目を。
Amazonさんなどでは帯や目次なども見られるようになっていますので、よかったら見てみてくださいね!