早いもので夏休みが終わってしまいました。前半はいろいろとバタバタしていて、後半は体調不良もあいまってわりとダラダラと過ごしてしまいましたが、家族でおいしいものを食べに行ったりして楽しめました。映画もたくさん見ました。
一番の衝撃は「グッド・オーメンズ」シーズン2だったのですが、ようやく落ち着いた気持ちをこのまま保つためにも語るのはナシにします。
ということで夏休みに見た映画の中からいくつかピックアップして語ってみようと思います。
・『ファンタスティックビースト』シリーズ
キャスト交代を知らなかったので、突然のマッツ・ミケルセン登場に「誰?」となりました。ジョニー・デップ、いろいろ大変でしたもんね……。
・『スウィング・キッズ』
朝鮮戦争をモチーフにした映画は初めてだったのでとても面白かったです。朝鮮戦争のことをほとんど何も知らなかったんだな~と思い知らされました。もっと歴史の勉強せねば。
・『僕のワンダフル・ライフ』
ずっと見よう見ようと思っていながらなかなか見られなかった映画。
こんなの泣くに決まってるじゃん……。犬かわいいよ犬。たぶん犬を飼う機会はないだろうけど、子どもだった時期に犬といっしょに過ごしていたらどうなっていたんだろうなあ、と思いました。
・『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』
何度目かってくらいたくさん見てる映画。
中学生のときに友達から借りて初めて見て、ブラピとトム・クルーズの美しさにすっかりやられてしまった作品です。とにかくあの暗い耽美な世界が好きで、どうしても娘にも見てほしかった。アマプラでちょうどレンタル100円になっていたので念願かなって二人で鑑賞。娘いわく「物語ではなく画面を楽しむ映画」とのこと。確かにその通りかもしれない。
・『ミッドナインティーズ』
九十年代半ばのロサンゼルスを舞台にした映画。
主人公の男の子がだいたい私と同い年なのかなと思ったら監督の半自伝的映画だそうで、やはり監督は私と同世代の方でした。まだまだインターネットが普及していないあの時代の懐かしい空気感とともに、大人が思っている以上に子どもは社会から切り離された枠の中で生きていること、子どもの中には外からは決して見えない痛みや願いがつまっているのだということをしみじみと感じました。仲間内で面白いことを言ったり無謀なことをやってみせたりすることで地位が向上していく様を見て、割と最近日本でもそれによる迷惑行為が問題になったな……などと思ったり。
ラストで流れた映像がものすごくよかったです。ニュー・シネマ・パラダイスのラストを思い出しました。
・『ハッピー・デス・デイ』&『ハッピー・デス・デイ 2U』
ポスターの不気味なお面がとにかく怖くて絶対に見るもんかと思っていたホラー映画。
調べてみたらどうもホラーというよりコメディ映画のようだったのでおそるおそる見てみたら、ほんとにホラー要素はかなり薄く、ホラーが苦手な私でも楽しく見ることができました。ホラー描写はあの『ウィリーズ・ワンダーランド』よりもソフトだったくらいです。
ループものならではのトライ&エラーな展開だけでなく、家族や恋人、友人などの人間関係まわりのドラマもしっかりしていて面白かったです。鑑賞後数日間、主人公の携帯の着信音が頭の中で流れ続けて困ったくらいどっぷりと世界に浸かってしまいました。
またこうした映画では珍しく、続編もきちんと面白くてびっくり。とはいえ、とある理由から見なくてもよいというか、むしろ見ないほうがよかったかも……と少し思いました。
・『ヘアスプレー』(2007)
こちらもずっと見たいと思っていた映画。
差別というテーマを明るい楽曲とともに描いたとても良い映画でした。キャストのみなさんの歌とダンスは最高だし、とてもハッピーで元気をもらえる作品です。ただ、ドラマパートに比べて歌パートの比率がかなり高い&ひとつひとつがやや長めなので、途中で少し疲れてしまいました。
曲の中ではオープニングの『グッドモーニングボルチモア』が一番好きです。朝聞くと一日良い気分で過ごせるかも。
・『50回目のファースト・キス』
気軽に見られて楽しく笑えて、でもしっかり感動もできて、すごく面白かったんだけど……
『シックス・センス』のネタバレするなや!!!!私はいいけど娘はまだ見てないのに!これから見る予定だったのに!ひどいぞ!!!
というわけで、『シックス・センス』をまだ見ていない方にはおすすめできません。必ず『シックス・センス』を先に見ましょう。
さて、明日からもう九月。秋らしい空気になるにはまだ時間がかかりそうですが、暦の上ではもう秋です。
10月の『サキヨミ!』⑩巻の発売に向けてうれしいお知らせもできそうなので、X(元Twitter)やこちらのブログ、つばさ文庫公式サイトなどをちょこちょこのぞいていただければと思います。
よろしくお願いします~!!